【マラソンやトレイルランに効く!】 『腕振りが良くなる肩甲骨まわりの3つのストレッチ』
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。 今日は、肩甲骨まわりのストレッチを写真でご紹介します。
不整地を走るトレイルランニングでは、全身を使います。 特に上り坂では、腕の振り(リズム)が重要になってきます。
ランニングの教本を読んで、「このような腕振りが良い」と 頭ではわかっても、肩甲骨まわりの柔軟性が低ければ、 スムーズな腕振りができません。
特に医者や歯科医、美容師、デスクワークなど専門職の方は、 日ごろ固定姿勢を強いられるためか、バランスが崩れたり、 肩甲骨まわりが固まったりしがちな傾向にあります。 肩甲骨は、背中の上部の左右に羽のようにある大きな骨で、 腕の動きを補完する役割を果たしています。 そのため上半身も入念にストレッチしましょう。 【1】
【1】両手を胸の正面に伸ばし、
ひじが肩の真横に来るまで、引き寄せます。背中の
肩甲骨と肩甲骨をぎゅっと引き寄せるイメージです。
後ろから。
悪いフォーム。このように手や肘が肩より上がりすぎたり、 下がりすぎたりしないよう、バランスにも注意します。 【2】
1で腕を大きく頭上に振り上げ、耳の後ろまでもっていきます。 2で耳の後ろから、写真のように肘を真下に引きます。 肩甲骨と肩甲骨をぎゅっと引き寄せるイメージです。
後ろ。スポーツジムのトレーニング器具でハイプーリー (ベンチに座った状態で、頭上のバーを肩甲骨まで引き下げる運動) がありますが、フォームはそれと同じイメージです。
3
4。また腕を大きく頭上に振り上げる(繰り返す)。 【3】
【1】両手を胸の正面に伸ばし、 ※両手はもっと胸の中央よりやや下が良いです。
上下の手を後ろに向けて、大きく引きます。 胸を大きく開くイメージです。このように上下の手ともしっかり後ろに引きましょう。 ※ただし引き具合は、その人によって差があります。 肩甲骨の柔軟性(可動域)が高まれば、効率の良い腕振りができ、腰がスムーズに前に出るようになります。ここでは「柔軟性(可動域)を高める」ことを目的に説明していますので、「肩甲骨を引き寄せる」といった表現をしていますが、実際の腕振りでは「リラックスすること」これが一番大事です。 お役に立てましたようでしたら、どうぞ自由に記事リンクはシェアください。

管理人:トレイルランナーズ大阪代表、米国UESCA認定ウルトラランニングコーチ。大阪府生まれ。2012年にランニングコーチとして起業し、全国のランナー500人以上を個別指導。説明は「わかりやすい」と学生からシニアまで初心者の指導に定評がある。自身も現役のランナーで実践的な指導は具体的。ランニング歴は24年以上、世界一周ランを目標に砂漠や北極マラソンなど28か国のレースに参加。2012年3月に『はじめてのトレイルラン』教室を開講し、11年間でのべ1万人以上が集まる人気に。全国で山でのマナーや歩き方、走り方の啓蒙活動を行っている。ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回る「夢」を実現し、「グループで走る楽しさ」の魅力を伝え続けている。