トレイルランナーズ大阪公式サイト はじめてのトレイルラン講座

トレイルランナーズ大阪は関西を中心にトレイルランニングツアー、運動初心者向けランニング練習会を通年開催!トレランを始めるにあたっての服装や装備、山でのマナーから、トレイルランの登りと下りの基本まで学べます。ぜひ体験ご参加ください。Our TrailRunners Osaka are challenging group running events that take participants to a whole new level from beginners to experience runners. TEL 050-3633-6110 info@trailrunrun.com

おすすめランニング本

UTMF2015、完走率41.5%のワケ『RUN+TRAIL(ラン・プラス・トレイル) Vol.15』 Vol.048

投稿日:2015年11月1日 更新日:

【UTMF2015、完走率41.5%の理由とは?】
『RUN+TRAIL Vol.15 UTMB&UTMF特集』

トレイルランナーズ大阪の安藤です。

本日はトレイルランニング定期刊行雑誌『RUN+TRAIL(ラン・プラスト・レイル)』の最新刊です。

さて、今号のテーマは「UTMB&UTMF」特集。「鏑木毅が観たUTMB2015」「最終完走者もリスペクトされるUTMB」出場選手へのインタビューを中心に、今回も写真満載でボリューム満点の内容になっています。ほか、ここ最近注目を浴びてきているバーティカルキロメーター大会なども紹介されています。

トップ選手へのインタビューの中には、日ごろのトレーニング法からレース中の心構えなども含まれており、非常に参考になります。

本誌でベストセラー『Born To Run』にも登場するタラウマラ族2人のインタビューがあり、ウルトラトレイル・マウントフジを2人ともA3、A4の序盤で、「膝が痛くなってリタイア」という話を聞いて、2つのことを考えました。

一つは、ウルトラトレイル・マウントフジのようなトレイルとロードの織り交ざったコースでは、ロードトレーニングもしっかりしておく必要があること。つまり、固いアスファルトを走るのに耐えうる脚をつくっておかなければならない。

二つには、これは憶測ではありますが、タラウマラ族の一人は日ごろ履き慣れたサンダルではなく、シューズを履いて出場したそうです。クッション性の高いシューズを履いたことで体の前で着地する(ヒールフットストライク)に変わった、それが「膝が痛くなった」という原因につながったのではないか。

これの意味するところは、タラウマラ族のような日ごろサンダルで生活をし、自然と体の重心の真下で着地している(ミドルフットストライク)彼らでも、シューズを履けたひとたび走り方が変わってしまう可能性があるということ。

人気のベアフットシューズを履いて走り慣れたとしても、それは単に「そのシューズの特性に慣れた」だけであって、本質的な走り方が改善されたわけではない。一般的なシューズを履けばすぐ元に戻ってしまう(ブレーキ気味のかかと着地になってしまう)可能性もあるのではないか。実際に、ベアフットシューズから一般的なシューズに変えて、「膝が痛くなった」という人を多く目にしていますが、その可能性が高いです。

シューズを問わずにスポーツとしてのランニングのカラダの使い方、動きを正しく理解することが重要に思いました。

フランスのセバスチャン・セニョー選手は、確か僕の記憶では鏑木毅さんと同じ45歳ぐらいだったと記憶していますが、本誌では38歳と紹介されています。

ウルトラトレイル・マウントフジやウルトラトレイル・デュ・モンブランにいつか出場の夢をはせる方は、ぜひ抑えておきたい一冊です。

【UTMF2015、完走率41.5%の理由とは?】
『RUN+TRAIL Vol.15 UTMB&UTMF特集』







-おすすめランニング本

執筆者:


comment

関連記事

『スポーツ栄養学:科学の基礎から「なぜ?」にこたえる』寺田新・著 Vol.149

【高糖質食、糖質制限食、高脂肪食、ケトン食、それぞれの効果の違いを答えられますか?】 『スポーツ栄養学:科学の基礎から「なぜ?」にこたえる』寺田新・著 Vol.149   本日ご紹介するのは、『スポー …

『医者が教える食事術』牧田善二・著 Vol.134

【100歳まで元気で走り続けるためには?】 『医者が教える食事術』牧田善二・著 Vol.134     本日ご紹介する一冊は、銀座で糖尿をはじめとする生活習慣病・肥満治療のためのクリニックを経営する著 …

『ザ・ロングラン 人生を走り出す日まで』ミシュカ シュバリー・著 Vol.031

【なぜ人生から立ち直る話に、きっかけはランニングが多いのか?】 『ザ・ロングラン 人生を走り出す日まで』ミシュカ シュバリー・著 トレイルランナーズ大阪の安藤大です。 今日もKindle本をご紹介しま …

no image

『マラソンセンスとランニングIQ』細野史晃・著 Vol.136

【マラソンで記録を伸ばす人と記録が伸びない人の考え方】 『マラソンセンスとランニングIQ』細野史晃・著 Vol.136   本日ご紹介する一冊は、『マラソンは上半身が9割』が2014年に一躍話題を集め …

『栄養学知ってるつもり!?NUMBER DO PLUS(ナンバードゥ・プラス)2016年7月号』Vol.094

【グルテンフリーは効果あるの?ないの? 】 『NUMBER DO PLUS(ナンバードゥ・プラス)2016年7月号』Vol.094 トレイルランナーズ大阪の安藤大です。 本日の一冊は、『栄養学知ってる …

Facebookファンページ

【名前】安藤 大(あんどう ひろし)HIROSHI ANDO
【通称】キャプテン、赤い彗星
【経歴】プロ・ランニングコーチ

トレイルランニング歴は15年以上、コーチ指導歴は13年以上、初心者にも「わかりやすい」と指導には高評価がある。

「体育の成績は2、走るのは苦手」だった人がランニングコーチに。

自身も現役のランナーでこれまでに「百戦錬磨」100戦以上、海外28か国30地域でレースに出場し、トレイルランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現中。

2012年から「はじめてのトレイルラン」教室を開講し1万人以上が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓発活動を行い、グループランの楽しさを伝えている。

取材やイベント参加、個別ランニング指導のお問い合わせは…
050-3633-6110
info@trailrunrun.com
www.trailrunrun.com/blog
ameblo.jp/powersports(Official Blog)
facebook.com/trailrunrun(Facebook)
instagram.com/andoohiroshi(Instagram)
twitter.com/andohiroshii(Twitter)

Verified by MonsterInsights