【ウルトラハイク、ファストパッキングの入門書！】 『トレイルトリップガイドブック』石川弘樹・著 vol.101
本日の一冊は、日本に欧米スタイルのアウトドアスポーツとしてのトレイルランの楽しみ方を持ち込んだ第一人者とされる石川弘樹さんによる新刊です。
本書では「「走る＋歩く＋泊まる」を組み合わせた自由な山旅。」「キャンプすること前提として、長距離トレイルを走る」アウトドアアクティビティーとして「トレイルトリップ」という楽しみ方を提案しています。
そんな山旅に興味のある方に始め方や必要なリュックなどの道具の紹介、国内外の７つのトレイルコースガイドで構成された、持ち運びにコンパクトで読みやすい１冊になっています。
トレイルランニングを始める前は元々登山をしていたという方にはもちろん、登山経験しかない人、トレイルランニング経験しかない方にも新しい魅力を発見できる一冊でしょう。ぜひチェックしてみてください。
【本書より】
個人的には旅の要素が強いことから「トレイルトリップ」というふうに呼んでいるが、世間では近年「ファストパッキング」と称されている。速いという意味のファストと、バックパッキングを組み合わせた造語である。
レースでは身につかない山のスキルも習得できる。
下山道でリズミカルに下っていくハイカーをよく見かける。それは重力に身をまかせているだけなのだろうが、それでいいのだ。走るということを難しく考える必要はない。
【ウルトラハイク、ファストパッキングの入門書！】
『トレイルトリップガイドブック』石川弘樹・著 vol.101
【著者プロフィール】石川弘樹 (イシカワヒロキ)
１９７５年、神奈川県生まれ。サッカー、アドベンチャーレースなどの経験を経て、２００１年より日本初のプロトレイルランナーとして活動。アスリートとして海外レースを転戦する一方で、日本各地での大会プロデュース、イベント運営に携わり、国内でのトレイルランニングの普及に力を注ぐ。日本固有の山岳レースの世界に、欧米スタイルのアウトドアスポーツとしてのトレイルランの楽しみ方を持ち込んだ第一人者。主な戦績は日本山岳耐久レース（ハセツネＣＵＰ）２連覇、Rocky Mountain Slam of Ultrarunning獲得など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
【目次】
トレイルトリップとは～ジョン・ミューア・トレイルがはじまりだった。
第１章 山旅編
屋久島／大雪山／飯豊連峰／大峰山脈 ／箱根外輪山／奥秩父主脈／パタゴニアパイネ・サーキット
第２章 装備編
衣（バックパック、靴、ウェア）／食（調理器具、食料）／住（テント、寝袋）
第３章 実践編
プランを考える／快適なトレイルトリップのために／トレイルの走り方／リスク管理／おすすめアプリ／チェックリスト
管理人：トレイルランナーズ大阪代表、米国UESCA認定ウルトラランニングコーチ。大阪府生まれ。日本では数少ないマラソンとトレイルランニングの両面を指導できるランニングコーチ。大阪府出身。2012年に起業、実践と科学的知見に基づいた指導は「具体的でわかりやすい」と初心者の指導に定評がある。歯に衣を着せぬストレートな物言いが評判。
自身も現役のランナーで過去15年間で100大会以上に出場をし、ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現し、28か国30地域のレースに出場。
2012年から『はじめてのトレイルラン』教室を開講し、1万人超が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓蒙活動にも注力し、グループで走る楽しさを伝え続けている。
