
朝ごはんを抜いたり、昼ごはんをコンビニのパンやおにぎりだけで済ませたり、具の少ないパスタをランチやディナーにしていませんか?
午後12時にランチをとって、仕事で夜の10時や11時まで夜ご飯を食べていない生活を続けていませんか?
著者は2004年から8年間ミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントとして世界一の美女を目指すファイナリストたちに「美しくなる食生活」を指南してきた実績の持ち主。日本在住で計20年以上。フェイスブックファンページはおよそ95,000人フォロワー。 栄養学、薬理学、生理学など予防医学における幅広い専門知識を駆使し、 その秘訣が紹介され国内でもベストセラーとなりました。
参考:『世界一の美女になるダイエット』
タイトルを『世界一の美男子になるダイエット』としてもいい内容だと思うのですが、書店で男性が手に取るときには躊躇してしまうでしょうか。
さまざまな健康本が出版されていますが実は僕の食習慣の礎となっているのが、エリカ・アンギャル氏からのアドバイスです。務めていたころは毎日夕方になるとアーモンドをかりかりとかじり、不思議がる同僚には「世界一の美男子になるため」と返事をすると冷ややかな目をされたのを覚えています。
今では考えられないことですが、以前は365日朝食はファーストフード店に通う不規則な食習慣をしていましたが、フライドポテトやシェイクを食べなくなって5年以上が経過します。あれほど大好きだったのに今では口にすると途端にお腹を壊すから不思議です。一時期はコーヒーもやめていましたが、現在は再開しています。
・白い食パンも、体にとっては砂糖の塊にすぎない。
・少しの量でも大きく貢献するのがミネラル
・お腹がすくのは、水が足りないサイン
などなど、具体的に美容と健康に悪いものは何か、ハッキリ紹介されています。
ランニングのコーチ指導では体重軽減のための食事アドバイスもしていますが、「仕事が遅いので夜ご飯は食べない」1日2食という女性の方の多さに驚きます。男性では適正体重を超え「これでもマラソンする前と比べれば痩せた方なんです。けれども体脂肪率がなかなか減りません」という悩みを耳にしてきました。
体脂肪がなかなか減らない、仕事が不規則で肌荒れや健康が心配という人にはきっと役立つと思います。
エリカ・アンギャル氏の本を1冊も読んだことのない方はぜひチェックしてみてください。
◆本書より
「食べたカロリーの分だけ消費すれば太らない」「摂取カロリーが消費カロリーより少なければやせる」いずれも、間違った”カロリー神話”です。
鍵は、食べ物が分解されて体に吸収されるまでのスピード。
ひとつのものを来る日も来る日も食べ続けると、その食材に対する過敏症や不耐症になり、頭痛やだるさ、便秘、頭がぼんやりする感じなどの、ちょっとした不調を引き起こすこともあります。
商品名が「ライ麦パン」「米粉パン」でも、実は少なくない量の小麦粉が混ざっている、というのは、残念ながらよくあること。
一番いいのは、原材料ラベルのいらないリアルフード。
20~30代の日本人女性の4人にひとりが朝食をとっていないそうです。中でも朝食を抜くのは最悪です。朝食をとらない人は、健康的でバランスのとれた朝食を楽しむ人よりも体重が増える、というデータがあります。
朝食をとることは体重管理の基本中の基本。
肌や髪の毛、爪の材料になるのもたんぱく室。自分の手のひらの大きさと厚さぐらいの量が、1食d摂るべきたんぱく質の目安です。
菓子パンや食パンは、精製小麦でつくられ、さらに砂糖やトランス脂肪酸など、美を阻むものが多く使われています。
魚やくるみなどに含まれるオメガ3脂肪酸は新陳代謝を活発にし、またオリーブオイルなどのオメガ9脂肪酸はしわができにくい肌をつくる。
食事と食事の間を長くあけることは、太るために効果的な方法だからです。
脳を動かす栄養となる良質の炭水化物は、約4時間分しかためることができません。
9時間も10時間も食事をとれなければ、体が脂肪をため込みやすくなるのは明白。
健康的な食事、良質で十分な睡眠、そして効果的なエクササイズ、さらに心からリラックスできる時間を持つこと。
“You are what you eat.”ーあなたは自分の食べたものでできている。
ハーバード大学の研究で、1日の摂取量が増えると、4年間で何キロ増えるのか、あるいは減るのかを、食材ごとに計算したデータがあります。太る筆頭はフライドポテト。じゃがいもに含まれるでんぷんや、精製された穀類や砂糖が、インスリンの分泌をどっと増やすため、満足感が得にくく、食事の総量が多くなってしまう。
摂る量を1日1回増やすとやせるグループにあるのが、ヨーグルト。ただし、人口添加物なしのプレーンヨーグルトを選ばないと効果はありません。
よいたんぱく質は、魚介類や豆、放し飼いの鶏、オーガニックの卵、プレーンヨーグルト、ナッツなどに含まれています。
次の食事までの間により多くの脂肪を燃やす働きがあるのがたんぱく質。
菓子パンは精製小麦を使っているだけでなく、人口の添加物や甘味料がどっさりで、さらにトランス脂肪酸を含みますから、肌とボディラインへの悪影響が2乗、3乗されている食べ物。
トランス脂肪酸は、1日約4グラムの摂取で排卵障害による不妊症のリスクを70%以上高めるという研究もあります(ちなみに男性の不妊症リスクも上がります)

管理人:安藤大(あんどう ひろし)大阪府出身。プロ・ランニングコーチ。2012年から「はじめてのトレイルラン教室」を開講、21都道府県で1万人以上が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓発活動に注力し、グループで走る楽しさを伝えている。
15年で参加をした大会は「28か国、28都道府県」で100を超え、ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現中。
2024年10月に『極寒!はじめての北極マラソン』を初出版。Amazon2部門1位&ベストセラーに。