トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
ランナーの代表的なランニング障害が、「シンスプリント(脛骨過労骨膜炎)」。アメブロからジョグノート、これまでに何千人ものランナーのブログを見てきた中で、およそ月間走行距離で200kmを超えてきたあたりから、発症するランナーが多いようです。
実際、「仕事が忙しく、月に80kmも走れていない」ような方が経験したという話はあまり聞きません。「これまで特にランニングでケガや故障がなかったのに」という人も、「単純にそれまで練習量が少なかっただけ」ということが考えられます。
足の調子が思わしくない選手、僕はジムのエアロバイクや水泳、アクアランニングをすすめています。ただ休足する、一時的にでもバイクや水泳などほかの運動に切り替えることは、ランナーにとってどうしても抵抗があるようです。結果として、ケガや故障が長引く原因となっているように思います。
フォーム修正や練習にトレイルラン、ファルトレクを意識して取り入れることで、ダメージを緩和できます。僕 も普段は河川敷など柔らかい土の上を走っており、あの川内優輝選手もレース連戦ばかりに目がいきますが、普段の練習ではなるべく舗装路ではなく、柔らかい 地面を選んで走っているそうです。またシューズもレース用の薄いソールではなく、やや厚めの練習用シューズに履き替えているそうですね。ケガや故障には原 因があり、ケガをしない人にはしないだけの理由があります。

管理人:安藤大(あんどう ひろし)大阪府出身。プロ・ランニングコーチ。2012年から「はじめてのトレイルラン教室」を開講、21都道府県で1万人以上が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓発活動に注力し、グループで走る楽しさを伝えている。
15年で参加をした大会は「28か国、28都道府県」で100を超え、ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現中。
2024年10月に『極寒!はじめての北極マラソン』を初出版。Amazon2部門1位&ベストセラーに。