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『「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』葛西紀明・著 Vol.139

投稿日:2018年1月25日 更新日:

【40歳を過ぎて、記録を更新し続けるコツ】
『「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』葛西紀明・著 Vol.139
『「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』葛西紀明・著 Vol.139
こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
 
本日の一冊は、スキーヤーならご存じ、2014年のソチ冬季オリンピック個人銀メダリストで、45歳で 現役のスキージャンプ選手である”レジェンド”葛西紀明さんによる一冊。
 
本書は、その葛西さんが35年間にわたる競技生活を振り返って、「40歳を超えて体力を維持し、最高の成果を出す秘訣」を語ったもの。本書は、発売と同時に増刷され、1ヶ月で10万部に迫るベストセラーになっています。書店でも目立つ位置に置かれ、アマゾンでも売れているようです。
 
中身は具体的なメソッドよりは心構えなど自己啓発書の色合いが強いです。
 
では、実際にどんな考え方やトレーニング方法で、体力を高めていけるのか。さっそく著者のノウハウをチェックしましょう。
 
▼本書より
「疲れない体」をつくる最大のポイントは、「代謝を上げること」。代謝が下がることで、体内にたまる疲労物質を体外へと排出する力が弱まってしまい、日々の「疲れ」がとれにくくなってしまう。
 
どんな姿勢で生活するかは、代謝のみならず、日ごろの疲れに大きく関係してくる。
 
「いまのラクな姿勢=疲れない姿勢」ではない。
 
体幹を鍛えることで「体の軸」が安定するため、自然と姿勢もよくなる。
 
サウナスーツを着てランニングをすると、短時間でも大量の汗をかける。
 
「筋力の低下」と並んで「柔軟性の低下」も、老いの敵。
 
小さな段差でもつまずいてしまったり、足がもつれたりするのは、自分が思っている以上に「足が上がっていない」から。それは、「3つの筋肉(ハムストリング、大腿四頭筋、内転筋) 」が固まっている証拠。
 
毎日同じ時間に起きること、なるべく早く起きること、二度寝はしない。
 
睡眠時間が6時間を切ってしまうと、作業効率が下がり、人間の体は十分に活動できなくなる。
 
メタボの基準となる「腹囲」を知る
メタボ基準ー男性85cm以上、女性90cm以上
 
メタボの基準となる「体脂肪率」を知る
標準ー男性18~22% 女性23%~27%
肥満ー男性25%~ 女性32%
 
代謝を上げる食べ物を効果的にとる
 
40歳を過ぎたら「下半身を鍛える」ことが必要な3つの理由
1全身の筋肉の70パーセントは、下半身に集まっている
2下半身を鍛えることで「代謝」が上がる
3下半身の筋肉は、上半身の筋肉よりも衰退が早い
 
無愛想で人を寄せつけないオーラは、メダルにも敬遠されてしまった。
 
私のイメージトレーニングの「時間と場所」は、朝30分程度のランニングの時間。
 
 
よく言われることですが、葛西さんも「日ごろの姿勢」「下半身の強化」「柔軟性の向上」「良質な睡眠」の重要性についてページの多くを割いています。
 
驚いたのは、葛西さんが毎日体重計に20回以上乗ること(笑)ちょっと繊細すぎる気もしました。葛西さんも1日10分間のランニングを薦めており、この項目はランナーの皆さまであれば難なく達成されていることでしょう。
 
35年間秘密にしてきた最高の呼吸法「レジェンド・ブレス」、呼吸法というよりはアンカリング効果(いつも同じ行動を取ることで最適なパフォーマンスを発揮する)に近いものを感じますが参考になりました。
 
「「年齢的に、この程度の成績をとれれば御の字」と考えたことは一度もありません」「目指すは、常に1番」の言葉には、40歳を間近に控えた私も刺激をもらいました。
 
40歳を超えて「歳をとった衰え自慢」で盛り上がっているランナーの方に、ためになる一冊だと思います。本書に登場する「成功への10訓」はぜひチェックしておいてください。
 
【40歳を過ぎて、記録を更新し続けるコツ】
『「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』葛西紀明・著 Vol.139







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“キャプテン”安藤大(あんどう ひろし)
トレイルランナーズ大阪代表
米国UESCA認定ウルトラランニングコーチ
ランニング歴25年以上
トレイルランニング歴15年以上
コーチ指導歴12年以上

日本では数少ないマラソンとトレイルランニングの両面を指導できるランニングコーチ。大阪府出身。2012年に起業、実践と科学的知見に基づいた指導は「具体的でわかりやすい」と初心者の指導に定評がある。歯に衣を着せぬストレートな物言いが評判。

自身も現役のランナーで過去15年間で100大会以上に出場をし、ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現し、28か国30地域のレースに出場。

2012年から『はじめてのトレイルラン』教室を開講し、1万人超が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓蒙活動にも注力し、グループで走る楽しさを伝え続けている。

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