【4週間で猫背を治す!】
『超「姿勢」力』ZEROGYM・著 重森健太・監修 Vol.137
皆さんは、寝転んだ状態から楽にブリッジできますか?
会社ではデスクワークに移動中はスマホ、最近は大人だけでなく中学、高校生まで猫背の人が多い。僕の練習会ではまず「姿勢チェック」から始まりますが、姿勢の悪さで腰痛に悩まされる人もいれば、姿勢が改善されたことで大きくパフォーマンスを上げた人も見てきました。
本日ご紹介するのは、ストレッチの中でも「猫背解消」に特化した一冊。著者のZEROGYM/ゼロジムを運営する親会社は、クロスメディアグループ。そう、本書の発行元です(笑)
自社ジム紹介の本を、自社出版社から出版…
宣伝色が強いのではと始めは気になりましたが、思いのほか宣伝色は控えめで、中身も具体的で参考になります。こうした読者に役立つ情報を提供しつつ、さりげなく自社サービスの宣伝をするという方法は、今のSNS隆盛の時代に合っていますね。
本書の中身の8割がストレッチ写真入り付きメニュー紹介で実際に手に取って見ていただきたいのですが、一部をチェックしてみましょう。
▼本書より
猫背は、呼吸を浅くする。
猫背とは、「体がゆがみ、本来のパフォーマンスを発揮できなくなっている状態」。
姿勢を正して「ツラい」と感じてしまうのは、すでにあなたの体がゆがんでいるから。
横隔膜は息を吐き切るときに働く「呼息筋」、脊柱起立筋は収縮することで胸郭を広げ、多量の空気を取り込む「吸息筋」として機能する。
姿勢がゆがむと、
・肩こり、腰痛
・代謝が落ち、太りやすくなる
・集中力が低下する
・疲れやすくなる
・冷え性、肌荒れ、顔のたるみ
・やる気や自信の喪失
猫背でいると、呼吸が浅く、そして速くなってしなうため、じつは空気を吸えていないのだ。
足を組みたくなるのは、バランスが崩れている証拠。
▲ここまで
「座り方改善」から「立ち方改善」まで4週間で姿勢を矯正し、仕事やスポーツで最高のパフォーマンスを発揮するための方法が紹介されています。「筋トレの要素はあまり含まない」とありますが、初心者にはややキツいメニューもあります。
トレーニングメニューには「ラクダ」に「イルカ」、「ゴジラ」などヨガに似たストレッチや表現が目立つなと思いましたが、ZEROGYMの公式サイトから講師陣のプロフィールを見ると、講師全員が女性でヨガインストラクター。納得。
特に登山やトレイルランニングに親しまれている方は、猫背か猫背でないかは重要です。猫背でいると、上り坂では呼吸がより浅く、空気を上手く肺に取り込めず、結果「上り坂は息苦しい(上りは苦手)」となります。
昔から頭が不自然に前に突き出て、骨盤は後傾。肩は内側に入って胸郭が潰れている。
姿勢が悪いことでかなりランで損をしていませんか?
日ごろ思い当たる方や周囲から猫背を指摘されたことのある方は、まずは4週間チャレンジしてみてはいかがでしょうか。一度チェックしてみてください。
【4週間で猫背を治す!】
『超「姿勢」力』ZEROGYM・著 重森健太・監 Vol.137
管理人:トレイルランナーズ大阪代表、米国UESCA認定ウルトラランニングコーチ。大阪府生まれ。2012年にランニングコーチとして起業し、全国のランナー500人以上を個別指導。説明は「わかりやすい」と学生からシニアまで初心者の指導に定評がある。自身も現役のランナーで実践的な指導は具体的。ランニング歴は24年以上、世界一周ランを目標に砂漠や北極マラソンなど28か国のレースに参加。2012年3月に『はじめてのトレイルラン』教室を開講し、11年間でのべ1万人以上が集まる人気に。全国で山でのマナーや歩き方、走り方の啓蒙活動を行っている。ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回る「夢」を実現し、「グループで走る楽しさ」の魅力を伝え続けている。