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『可動域を広げパフォーマンスを上げる 新しいストレッチの教科書』森本貴義、阿部勝彦・共著 Vol.162

投稿日:2019-02-27 更新日:


【足首や股関節まわりが固い人は必読】『可動域を広げパフォーマンスを上げる 新しいストレッチの教科書』森本貴義、阿部勝彦・共著 Vol.162

ランニング本において「ストレッチ」は、いつの時代も関心の高い人が多い人気テーマ。


本日ご紹介する一冊は、肩甲骨や足首、股関節、まさにランナーの柔軟性向上の悩みの部位にピンポイントで役立つ最新の理論とエクササイズを紹介した『可動域を広げパフォーマンスを上げる 新しいストレッチの教科書』。


共著者の一人である阿部勝彦さんはバスケットボール競技が専門で、バスケットボール日本代表チームや、シアトル・マリナーズなどのメジャーリーガーのトレーナーを務めた経歴の持ち主。


私が所属するSAQ協会のシンポジウムにも2度登壇され、座学と実技を受講したことがあり、理論的でじつに勉強になりました。


こうしたストレッチ本は映像がないとわかりにくいのですが、コマ送り写真付きで、丁寧に解説されています。


・関節の可動域を広げることで、以前より動きの選択肢が増え、それまでは100%に近い状態で行っていたプレーに余裕が生まれ、パフォーマンスが上がるだけでなく故障のリスクも少なくなると考えています・柔軟性と可動性が高くても、「広がった位置での発揮」ができなくては、スポーツや日常生活の中で”使える”ものではない・スポーツの現場では柔軟性、可動性がありすぎてパフォーマンスを下げることも多くある・柔軟性や可動性が高いことは大切なのですが、どの閾値でもコントロールできる能力も強化していかなくてはいけない・「私は昔から身体が硬いんですよ」という言葉を耳にしますが、生まれたときから身体が今現在と同じ人はほとんどいない。じゅうなんせいや可動性の制限は過去の運動(動作)体験や経験などから起こるものが多い


コーチ指導していて、最近ひとつの事実に気が付きました。


それは、必ずしも柔軟性、可動性が高いことが良い結果につながらないということです。


柔軟性が高いためにストライドが大きく、身体がコントロールできず、上下動の無駄やブレーキ要素の強い走りの選手がいることです。


逆に柔軟性が低いがためにストライドが狭く、ブレーキ要素が少ないことが幸いして、ケガの少ない選手もいます。


まず冒頭で、「スポーツ競技においては、どの閾値でもコントロールできる能力を強化していかなくてはいけませんよ」それを教えてくれるのがほかのストレッチ本と少し違うと感じた点です。


股関節まわりの可動域の低さや固さに悩む方には、必読の内容です。

本書を読むことで、著者は「階段を上り下りする」「戸棚の高い位置の物を摂る」「歩く」「しゃがむ」といった当たり前の同が見違えるほどスムーズになると述べており、「階段を上り下りする」動作は、一般登山道を利用したトレイルランニングではよく出てき、マラソンが中心のランナーが苦手とする地形ですので、日ごろから可動域を高めておくことはプラスになります。

ぜひ、チェックしてみてください。

【足首や股関節まわりが固い人は必読】『可動域を広げパフォーマンスを上げる 新しいストレッチの教科書』森本貴義、阿部勝彦・共著 Vol.162







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安藤大(HIROSHI ANDO):マラソン・トレイルランニングコーチ。大阪府生まれ。身長183cm、体脂肪率8%。「膝痛の撲滅、けがの軽減に貢献したい」という思いから、初心者から経験者までランナーを800時間、400人以上を個別指導。初マラソン完走者や自己記録更新者を数多く排出。

ランニング歴は20年を超え、英語を話し、トレイルレース戦績は28か国・33か所で45戦。メディア取材歴も多数、2012年より関西でロングラン開催中の『はじめてのトレイルラン』ツアーは人気で5,000人以上が参加。夢はランニングを通じて国内・世界中を飛び回ることと一緒に走ることの楽しさを伝えていくこと。

SAQレベル1インストラクター|山岳共済会会員|日本赤十字救急法救急員|上級救命講習取得|応急手当普及員|国際的野外・災害救急法(WFA)|水上安全救急法(Water Rescue for the First Responder )

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