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『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』江部康二・著 Vol.65

投稿日:2016年1月15日 更新日:

【生活習慣病を予防&改善する】
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』江部康二・著

『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』江部康二・著トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

日本人の四大死因・五大疾病 (がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎、精神疾患、糖尿病)。

その原因は、「糖質(炭水化物)過剰」だった!

先日、『いつものパンがあなたを殺す』という本をご紹介しましたが、こちらも ショッキングなタイトルです。 『炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません』

ご参考:衝撃!最新の研究結果『いつものパンがあなたを殺す』

世の中にはさまざまな健康常識や健康方法がありますが、やはり実行には、事実の裏づけとなる具体的な研究結果があってこそ。そこで、ここ最近のいわゆる「糖質(炭水化物)制限の話」について、 あらためて事実の裏づけを知っておきたかったからです。

炭水化物ダイエットについては、僕の周囲でも紹介した健康本をきっかけに、本格的にはじめられた男性の方がおり、具体的には「ラン後にラーメン、ご飯セット」のようなことをやめ、体重10キロ減に成功された方もいます。

▼ ここから

がん細胞はブドウ糖しかエネルギーとして使えない

糖質制限を実行すると、通常の食事よりも血液中のブドウ糖の量が減りますから、がん細胞にとってはいわば”兵糧攻め”になる

四大死因、五大疾病とされている全ての病気は、高血糖と高インスリンとが元凶となっており、糖質制限食で、予防、改善の可能性がある。

糖質制限食を始めたところ、がんの存在を示すマーカーの値が下がったのです。

ケトン体とは、脂肪由来の物質で、人の身体のエネルギー源として毎日使われているものです。

甘いものを食べるとエネルギーになるので元気になるというイメージが定着しており、糖質が分解されてブドウ糖になり体内に吸収されて、人のエネルギー源になっていることを知っている人は多いと思います。しかし、糖質よりもむしろ脂質のほうが人体を活動させているメインのエネルギー源。

人体は糖質ではなく、脂質由来の物質をメインにして生きている

生活習慣病型のがんについては、糖質制限食に予防効果のある可能性が極めて高い。

血中ケトン体の高くなる食事は、生活習慣型のがん予防だけでなく、がん全体の治療効果についてもかなり有望。

機能性低血糖に糖質制限食は非常に有効。

コレステロールに関して、動脈硬化のリスク要因として問題となるのは、HDLコレステロールが低値の人とLDLコレステロールが高値の人です。

糖質制限で全身の血流が良くなり、インスリンの必要量が少なくなって代謝が主体的に良くなりますから、心筋梗塞の予防に良い。

21の論文のデータをメタ解析という手法で研究したもので、約35万人を5年から23年にわたり追跡した結果、飽和脂肪酸の摂取量と能心血管疾患の起こった率には関連がなかったとしています。

動脈硬化に本当に悪いのは、脂質ではなく糖質の過剰。

▲ ここまで

糖質制限にも「スーパー糖質制限食」、「スタンダード糖質制限食」、「プチ糖質制限食」と3段階あり、巻末には 「糖質制限食のやり方」 、「食品の糖質量と○△×リスト」、「食べてよい食品、避けたい食品」一覧もあり、参考になります。

個人的に現代は、糖質過剰、小麦過剰、塩分過剰、「3つの過剰習慣」に犯されており、この3つをコントロールすることで、生活習慣病は予防できると考えています。

糖尿病患者や家系に糖尿病の方がいる方以外は、極端な糖質制限までは不要かも知れませんが、頭の整理に一読しておく価値のある一冊です。本書の記事だけを読んで、糖質制限食を行わないように。本文中の「糖質制限食を行う場合の注意点」をよくお読みになってから、各自の自己判断でください。

【生活習慣病を予防&改善する】
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』江部康二・著







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“キャプテン”安藤大(あんどう ひろし)
トレイルランナーズ大阪代表
米国UESCA認定ウルトラランニングコーチ
ランニング歴25年以上
トレイルランニング歴15年以上
コーチ指導歴12年以上

日本では数少ないマラソンとトレイルランニングの両面を指導できるランニングコーチ。大阪府出身。2012年に起業、実践と科学的知見に基づいた指導は「具体的でわかりやすい」と初心者の指導に定評がある。歯に衣を着せぬストレートな物言いが評判。

自身も現役のランナーで過去15年間で100大会以上に出場をし、ランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現し、28か国30地域のレースに出場。

2012年から『はじめてのトレイルラン』教室を開講し、1万人超が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓蒙活動にも注力し、グループで走る楽しさを伝え続けている。

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