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おすすめランニング本

 『99%の人が速くなる走り方』平岩時雄・著 Vol.154

投稿日:2018年8月28日 更新日:

【子どものために読みたい、中学・高校の子どもがかけっこで一番になる方法】
 『99%の人が速くなる走り方』平岩時雄・著 Vol.154
 
本日の一冊は、中学生、高校生の子どもを持つお父さん、お母さんが「子どを速くしたい」と思ったときに読む本です。
 
著者は、僕も所属する日本SAQ協会のレベル3マスターコーチ、平岩時雄 (ひらいわときお)さんです。 コーチのコーチ、SAQの試験監督も務められている方です。^^;A
 
SAQとは、「スピード、アジリティ、クイックネス」の3要素のことを指します。
 
「トントン」という弾む感覚をつかんでもらう練習は、僕自身も練習会の中で取り入れていますが、みんな首を傾げてなかなか感覚をつかめない人が多い。本書で、「5人に1人ぐらいの確率で、何となくつかむ人が現れる」と書かれてあり、「少ないのだ」と知ってほっとしました。
 
タイトルの”99%の人が~”は、主には陸上や野球、サッカーなど短距離における”走り”についてですが、もちろん長距離走マラソンの走りの参考にもなります。
 
子どもさんがバスケやテニス、サッカーなどを親しまれている場合は、ぜひ読んでみてください。
 
▼本書より
概ね高校生以上の人を対象として、50m走が速くなることを想定しています。
 
打ってからボールの行方を確認する必要はありません。早く走り出しましょう。
 
まっすぐな姿勢が健全な身体を作る。
 
走り方には2つのタイプがあります。1つは押し出してスピードを上げる方法。これは教えられなくても誰でもできます。もう1つが、トントンと減速をできるだけなくす走り方です。これが特別な人以外ほとんどの人は出来ません。
 
「速く走れ! 」だけでは、誰も速くなりませんし、筋肉を鍛えても速く走れない。
 
坂ダッシュでは、どのような走り方が悪いかというと、ヒザが極端に外側に開いて、シューズの外側ばかりを使う走り方です。
 
「力を強く伝える」時にはダッシュは有効ですが、「瞬時に伝える」時には、逆に不要となります。
 
坂ダッシュの動き方だけだと、走るのは遅くなります。坂の傾斜角度、距離を選ぶときにはどうしたいか、が問われます。
 
トントン、は足音のイメージ。
ほとんどは、ザッザッ、ダンダン、あるいは、あまり音がしません。
トントン、のほかにテンテン、という音のイメージです。
 
よくあるうまくいかない集
・ヒザが少しつぶれて跳ねる感じが出ない
・つま先の方向がぶれる
・肩や顔が力んで、上半身がリラックスしていない
・足裏の真ん中より後ろで跳ねてしまい、べた足になっている
・芝生やマットなど柔らかい場所でやっている
・シューズが大きい、あるいはゆるい
80%から95%くらいの人は、この中のどれかだと思います。
 
前に進もう、という意識が「地面を蹴る」という動きに結びついてしまいます。走るのが上手でない人にとって、もっと地面を蹴ろうとする努力は、マイナスに働きます。
 
跳ねているマッチ棒は、途中で折れたりしません。地面に対して垂直に跳ねていきます。跳ねているマッチ棒=身体全体です。
 
ヒザは前に、かつ上に上がっていますし、脚は身体の後ろで回転しては都合が悪いのです。だから現象としては、脚は上がるべきだし、ヒザは前に出ないとダメです。
 
あなたのヒザは、トン!と離れたら勝手に前にあるだけです。これで股関節は働いています。
 
バウンシング、跳ねるような走り方をマスターすると、明らかにスピードがつきます。もっとはっきり言うと、スタートからグーンと加速(スピードを上げる)して、加速の後は減速をほとんどしないまま走ることができます。
 
減速しないから、速いのです。
 
覚えるという作業の中には、「イエス(わかってきた)」、「ノー(できない)」のほかに、「はてな?(わからない)」というグレーゾーンが存在します。
 
リズミカルなランニングは、何もない場所を直線で走っても、なかなか作りにくい。
▲ここまで
 
【子どものために読みたい、中学・高校の子どもがかけっこで一番になる方法】
 『99%の人が速くなる走り方』平岩時雄・著 Vol.154







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【名前】安藤 大(あんどう ひろし)HIROSHI ANDO
【通称】キャプテン、赤い彗星
【経歴】プロ・ランニングコーチ

トレイルランニング歴は15年以上、コーチ指導歴は13年以上、初心者にも「わかりやすい」と指導には高評価がある。

「体育の成績は2、走るのは苦手」だった人がランニングコーチに。

自身も現役のランナーでこれまでに「百戦錬磨」100戦以上、海外28か国30地域でレースに出場し、トレイルランニングを通じて日本中・世界中を飛び回るという「夢」を実現中。

2012年から「はじめてのトレイルラン」教室を開講し1万人以上が体験する人気に。山でのマナーや安全な走り方の啓発活動を行い、グループランの楽しさを伝えている。

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